KOKAN NIKKI

KANA CHITOSE

3回目のインド


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2ヶ月近くいたルーマニアブカレストを先週ついに出て、モスクワ経由でデリーに到着。

朝4時にデリー空港に着いて、メトロ、長距離バスを複数乗り継ぎ、そこからオートリクシャと徒歩で、午後4時ごろに目的地リシケシのゲストハウスに到着。

12時間近くかかったけど、デリーから乗った長距離バスが違う方向に向かってるとわかったときは今日中に着けへんことも考えたから、着いてよかった。

もちろん空港から早速いろいろなインド人と揉めながら。

 

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インドは3回目やけど、戻ってくるたび「あ〜そうそうこれや〜」てなる。

しばらくインドにいる間にこの匂いとか雰囲気とか慣れてしまって、インドを出てしばらくすると忘れかける。

インドの大変さ、めんどくささ、汚さ、不便さ、危険さを忘れてまた数年後に帰ってくると「あ〜そやったそやった」。

今回も、ブカレストで飛行機の予約をしたとき、ついでにバスも予約しとこか!と思って珍しくちょっと調べたら、1日に何便も出てるから当日予約でいいって書いてあって、「ほなええか〜」と思って、カシミーリゲートっていうとこから行く。(行き方もどういうとこかもわかってない)てことだけ決めて来たことがあかんかったかな。

でも、わざわざ予約したとしても、結局いろいろ思ってたようにはいかへんのがインドの常、旅の常やから、まあいっか〜。

とりあえずデリーからリシケシまで12時間の長距離移動で、多分1000円も使ってない。

これも忘れがちなインドの物価の低さ。

ルーマニアも5年前に初めて来てから3回目やけど、ちょっとずつEU/ヨーロッパ化に近づくブカレストから来るとやっぱり3回目でも驚く。

夏に行ったジョージアも大概安かったけど、インドはバックパッカーへの受け皿がすごいからゲストハウスとか観光客向けのビジネスの数が比べものにならへん。

 

リシケシに来たのは9年前が初めて。

そのときは期間も短かったし、泊まってたのもちょっと離れた山の中やったから観光客ばっかりの中心地はちょっとしかみれてなくて、他のインドの都市と比べると街も滞在者のタイプも静かで落ち着いてるな〜と思ったぐらいやったけど、今回来て中に入ってみたらほんまにヨガだらけ。

昔からヨガの聖地ではあったらしいけど、聞いてはいたもののびっくりするぐらいヨガ。

うちが泊まってるのはこれでも静かなエリアやねんけど、それでも右も左もヨガ。泊まってる宿でもヨガクラスやってるらしい。

 

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着いた初日に出会ったイラン人が、16年間ヨガやってるらしく、リシケシでは自分で毎日やってるだけって言ってたからなんでか聞いたら、

ヨガは教えるためのものじゃない

ヨガを学ぶ上で、仕事にするっていう考えが一番有害や

っていってた。

その人は、旅してるとたまに会う「この人ヨギーっぽいな〜」って感じの男の人。

わかるかな?

動作も話し方もおおらかで、ぶれてなくて、どっしりしてるけど柔和で相手に圧迫感とかいやな感じを与えない人。

少し聖人っぽい感じ。

今はどこもそうやけど、インドとかリシケシはビジネス思考が強い。イランとか日本の方が質がいいんちゃうか。って言ってた。

ちなみにその人は日本行ったことはない。

うちが参加するのはティーチャートレーニング(指導者養成)コースやから完全に教えるためのコースやねんけど、もともと体を動かす習慣をつけて体について勉強したいと思ったのがきっかけやから、そこに集中することを忘れへんようにしようと思った。

コースの中で実際どういうことするんか、スケジュールもまだ何も知らんねんけど、人に教えるために、仕事にするために聞いたことを覚えるんじゃなくて、自分の体で感じて勉強しよう。

自分でお金を払って授業を受けるのも、新しい試みにコミットするのも久しぶりやから、考えすぎでぼーっとしがちな頭をクリアに、いろいろ感じて学ぶ1ヶ月にしたいな。